日本の魅力的な都市

これから高齢化社会に突入していく日本においては、老後をどのような場所で過ごせば、幸せな気持ちで生活を送ることができるか、が問われています。日常生活を快適に過ごしていくためには、公共施設が利用しやすいなど都市型の便利な一面を備えていることは重要であり、医療や介護などの充実は欠かせない事項となります。

一方で、毎日の生活の中で海や山といった自然と簡単に触れ合いことができる環境は、心の充実を図る上でも大切なことといえます。さらに、博物館、城などの文化施設などの施設が整備されていることで、その都市の品格が上がり、魅力的になってくるものです。こうしたバランスの取れた場所は、地方中堅都市にみられることが多いと言われています。和歌山県の県庁所在地である和歌山市などはその要素を備えている場所といえます。市内には、中心部の商業施設に近い海を一望できる城を中心に、公共施設が充実しており、子どもからお年寄り、さらには若者も楽しめるような街づくりがなされています。そのため、老人のみがその地域に取り残されるようなことなく、家族が近隣に住むことができるような環境を手に入れやすくなっており、継続的な繁栄が期待できます。最近では、近隣の街を含めて、大都市圏から移住して余生を楽しもうとする人たちも増えてきており、新たなコミュ二ティーが出来上がりつつあるなど、さらに別の表情を持った魅力的な都市へ成長を期待できる状況になってきています。